どうもこんちには、ジャギ丸です
2015年9月に約1ヶ月を使い北海道をバイクで一周した体験から、必要費用や情報などをこのページでまとめてみました
北海道の記録はこちら
北海道一周記 カテゴリーの記事一覧 – さぁ、次は何処へ行こう?
人によってはお金の使い方や、走り方、乗るバイクによって誤差が生じるとは思いますが、参考になればと思います
使用した道具に関しては、こちらへ
目次
費用
ぶっちゃけ気になるのは「金」ですよね、どれくらいの資産が必要か
多ければ多い事に越した事は有りませんが贅沢をしない事ケチ旅前提で、国産バイクの場合は道内で消費するお金は大体約10万円が目安となります(北海道へ辿り着くまでの交通費抜)
ホテルには泊まらず基本キャンプ場かライハで、ご飯も食べて、毎日お風呂には入って、オイル交換を一度バイク屋で済ませ、外食はある程度ポイントを絞った約1ヶ月間の僕の旅ではこの程度でした
ちょっと美味しい物を食べて安心して回りたりと思えば15万程度を見ておけば安心でしょう
逆に金が無いけど、時間は有り余ってるから北海道を旅してーよ!って方は道東にさえ辿り着ければご当地バイトで現地調達という手段もあり
道東付近では旅人に向けた日払いバイトの募集の看板をちらほら見かけました、大型のライダーハウス「クリオネ」等で、泊まってると日払いバイトのスカウトが来たりもします
来なければオーナーか旅人に適当に尋ねれば、良い情報が入って来る事でしょう
業種としては主にジャガイモやトウモロコシの収穫、昆布を干すのをひっくり返す仕事等主に農作業がメイン、人手不足が深刻な北海道では旅人が貴重な働き手なんだとか
また収穫作業では、大量の規格外の通称「ハネ品」が大量に貰えたりするので食料にも困らない様です、メロン好きな方は富良野付近でメロン収穫のバイトを行えば心行くまで堪能出来るかもしれません
注意としては稚内(わっかない)付近では、気軽に使えるATMがマジで少ないので、オロロンラインを走る時は手持ちの現金を多めに持っておく事を大変お勧め致します
因みに僕はこの事前情報を仕入れる事ができず、旅行記には載せていませんでしたが無駄にスリルたっぷりな最北端の旅を実現させてしまいました 笑
北海道への上陸方法
自分のマイバイクで行く事を前提とすれば基本的に「自走」か「フェリー」となります、仮に青森まで自走するとしてもトンネル等は無いのフェリーは避けて通れない道となります
自走も純粋に北海道を目的として走るのも東京発で700km近く走る事になるので、定番としてはフェリーとなるでしょう
使用度が高いであろう北海道行きフェリーの一覧を作成いたしました、金額は最低ランクの客室、400ccバイクで片道料金を参考としております
学割、JAF会員割引等も存在するみたいなので、詳しくはフェリーの公式HPを参考にお願い致します
フェリー乗り場一覧
愛知県
名古屋港→仙台(乗換)→苫小牧港
約2万2千円前後
茨城(東京から最寄)
大洗港→苫小牧港 約2万円
新潟県
新潟港→小樽港
新潟港→秋田港→苫小牧東港
1万円3千円前後
青森県
青森港→函館港 4000円前後
大間港→函館港 6000円前後
定番・オススメの見所
本州ではなかなか味わえない、何処までも直線の続く道だらけの北海道
そんな北海道で回るなら是非押さえておきたい、王道中の王道の名所をピックアップしてみました
時間があれば是非、可能な限り押さえてみて下さい(^^)
道
バイクで走って最高に心地の良い、有名所をまとめました、バイクを降りて観光を行なう場所は後ほど掲載致します
サロベツ原野
北海道の何処までも続きそうな直線で、一気に日本の最北端を目指す道、オロロンラインの最終地点に位置する平野
地平線が見え、遥か彼方に見える対向車とスピードを出しても、遠すぎて中々すれ違わないという本州では味わえない様な体験ができる
ガードレールも何もない直線に風車が並び、遠目に利尻山を望むその光景は、ライダーの聖地と呼ぶに相応しい道だろう
宗谷丘陵(白い道)
最北端、稚内に存在する元々は産業廃棄物で形成されたダート
足元の白い砂のような物は全て貝殻、晴れた日限定で太陽光が反射し白く見える為、実は天候条件が揃わなければ見られない
登った先は二万年前の氷河期に形成されたとされる、宗谷丘陵(そうやきゅうりょう)に無数にそびえる風車
振り向けば、白い道がまるで海に吸い込まれているような光景を映し出す
進んだ先、白い道の終点以降はかなり激しいダートの為、車体の重い車種は途中で引き返す事をお勧めする
エサヌカ線
北海道、地平線の見えるシリーズ第二弾、説明不要の一直線道路
ここも交通量皆無で直線すぎて空に道が消えてるかのような光景が見られる
見た目の割に、凹凸が結構あるのでスピードを出しすぎると仮面ライダーもビックリな大ジャンプをかます事になるので要注意 笑
また非常に入り口がわかりにくいので、ナビ等に習って行くのがオススメ
知床峠
かなり天候が変わりやすく、かなりの高確率で霧に包まれている
本州では見られない、名も分からぬ木が遥か遠くまで生い茂っており、そこを貫くワインディングロードのコラボレーションは世界遺産に恥じぬ絶景
また付近に生息する「エゾジカ」や「キタキツネ」と頻繁に遭遇し、ごく稀に国内最大級の「ヒグマ」も現れる事がある
天に続く道
*3/23追加 写真は友人から頂きました
北海道、斜里町に存在する知る人ぞ知るスポット
高台から見下ろす形になる為、数ある北海道の直線道路でもトップクラスの壮大さを垣間見る事ができる
因みに反対側から見上げるとご覧のような光景となる
北19号
別名「ジェットコースターの道」、聖地「開陽台」のすぐ側に存在する、この付近は似たような真っ直ぐ伸びる道が多数存在
バイク雑誌の表紙に掲載されたり見たことある方も多いはず
北太平洋シーサイドライン
全長約300キロと、北海道の雄大さを感じる長い道、規模が大きすぎる為、一枚の写真に収めれきれない変化の激しいルート
海沿いの道は、太平洋側の荒波で侵食された断崖絶壁を望みながら走る、特に「霧多布岬」周辺は奇岩が目立つ
林道、海岸線、湿原、草原とバイクを走らせると、様変わりしていく風景はライダーを飽きさせない
能取岬(のとろみさき)
距離は10キロ程度と短いが、海に吸い込まれそうな風景が印象的の岬、ツーリングマップの表紙になってたりと絶景度は高い
管理人は天候不順の為回れませんでした、是非ご自身の目で確かめて下さい!
ナイタイ高原牧場
日本一広いと言われるナイタイ高原牧場を走る道、最高地点の展望台からは、大パノラマで十勝平野を見渡す
牧場という事もあり、何処までも広がる緑の絨毯に、何万頭もの乳牛が自由奔放に放牧されている
上り下り、共にあたり一面に広がる緑と牧場の匂いは北海道に来た事を全身で感じさせてくれる
三国峠(みくにとうげ)
大雪山国立公園を横切る、北海道のほぼ中心に位置する峠で遥か遠くまで広がる大樹海は、大自然の中では人間が如何に小さい存在なのかと思わせるようなスケール
道内でも一番標高の高い国道でもあり、9月の終わり頃は日本最速の紅葉を楽しむ事が出来る
途中には国鉄後で崩壊寸前の遺産「タワシュベツ川橋梁」や、約24キロに渡り断崖絶壁の渓谷が続く「層雲峡」等見所有り
観光名所
北海道でバイクを止めて歩いて観光を楽しみたい王道の場所を幾つかピックアップ
時間の許す限り北海道の大自然を満喫したいですね(^^)
摩周湖
北海道の死ぬまでに一度は見たい絶景の代表とも言える、バイカル湖に次いで世界第二位の透明度を誇るカルデラ湖
ここへ繋がっている川がないのでゴミなどが流れ付かず、気温がほぼ一年中低い影響で微生物が繁殖しない事からこの透明度が生まれたんだとか
晴れた日は青く澄み切った通称「摩周ブルー」と呼ばれる景観で、その透明度は湖の底が透けて見えるほど
また「霧の摩周湖」と言われるほど年中霧が多く、晴れた摩周湖を見たら婚期が遅れるという噂がある
何箇所か展望台があるが、有料の駐車場からの眺めが一番綺麗、少し高台に位置する為、湖の周りの景観も美しい
神の子池
摩周湖の伏流水により形成された小さな池、一年を通して水温が低い為底に沈んだ木が腐らず化石状態となっている
コバルトブルーに輝く水面は、天候コンディションが整えば素晴らしく美しい光を放つ
ここまで約2キロ程ダートを走らなければならない為雨上がりは最悪、車重の重いバイクは要注意
宗谷岬(日本最北端の地)
稚内に位置する一般人が行くことのできる最北端の場所、遠目にサリハン島を望む
付近は氷河期に形成された、宗谷丘陵が広がり大絶景
すぐ横で最北端の地到達証明書を発行してもらえる、近くの最北端のガソリンスタンドで給油を行うと手作りの記念の御守りも貰えたりする
綱走監獄(あばしりかんごく)
日本国内で唯一の刑務所博物館、因みに敷地内は現役で実際に刑務所として使われている(そちらは入れない)
実在した刑務所にリアルな蝋人形が置かれ、明治時代の監獄者達の風景を見学する事が出来る
因みに「監獄定食」なる物が食べれ、旅人の噂では結構美味しいらしい 笑
管理人は訪れていない為、興味のある方は是非!
知床五湖
*3/23追加 写真は友人から頂きました
世界遺産、知床の秘境を歩くスポット
日本最大のヒグマの生息地の為、入る為には事前にレクチャーを受けなければならない
ここも管理人は訪れていない為、是非自分の足で確かめて見てください!
トドワラ・ナラワラ
全国的にも珍しい形状の野府半島に位置する、この世の果てと呼ばれる寂しさも感じさせる不思議な景観の観光スポット
江戸時代まではトドマツの原生林だった場所が、年々海水の侵食により立ち枯れし数年後には無くなると言われている
野鳥の楽園でもありラムサール条約に登録されているほど、季節によればアザラシを見ることもできるらしい
開陽台
330度地平線が見える展望台、此処も薄れてきてる様だがライダーの聖地と謳われる 、よく晴れた日には遥か先の、国後島が見えるほどの展望
障害物が無いので展望台は常に風が強く、遠くから運ばれた風が全身にあたり心地よい
是非緑の美しい時期に訪れたい
納沙布岬(日本最東端の地)
日本最東端で旅人が全国から集まる、紛らわしいが野寒布岬(のしゃっぷみさき)とは完全に別物なので要注意
すぐ横に「北方館 望郷の家」という無料の博物館があり、受け付けで署名を行えば「返せ!北方領土フラッグ」と「北方領土視察証明書」とポケットティッシュがタダで貰える 笑
近くのお土産屋で最東端到達証明書を貰おう!!
釧路湿原
日本最大の湿原で、野生動物の楽園、9つの遊歩道が設置され、1時間〜2時間程度ラムサール条約に日本で初めて認定された大自然を感じながらのウォーキングが楽しめる
カヌーやトロッコで湿原を回るコースも存在する様子、事前にしっかり調べて周りたい大地
青い池
美瑛町に存在する、AppleのOS壁紙に採用される程の珍しい光景を楽しめる
実は自然にできた池ではなく、十勝岳噴火の火山泥流対策で作成した堤防に水が溜まり偶然人工的に出来た池、その為木々が立ち枯れを起こしている
この付近の湧き水に含まれる成分が太陽光で反射し青く見えるんだとか、色の変わる温泉と同じ原理でしょう 笑
また天候によって色が変わる為、コンディションにより色彩が変化する
神威岬
積丹半島に位置する岬、昔は海の女神の嫉妬に触れ海が荒れるという女性禁制の地だったらしい
約20分程の遊歩道になるが、断崖絶壁の尾根を歩き足元も不安定な為中々スリリング
積丹ブルーと呼ばれる海が美しい
付近はウニが有名らしいが地元の人曰く、積丹はウニの餌となる昆布が少なすなっている為取れ高が少なく、本物の積丹ウニは出回らなくなってきているらしい
函館山
おそらく説明不要、世界三大夜景の1つとされる函館の夜景を望める山、夕方には観光客がどっと押し寄せ展望台は満員状態となる
また山頂まではバスかロープウェイ、タクシー等でしか行けず、一度に124人程を載せれる大型ロープウェイは此処くらいの物だろう
夏場は湿気で霧がかってることが多いので、秋か冬の澄み切った空気の時期が綺麗に見えるんだとか
北海道三大沈没スポット
旅を行う場合どうしても出費が激しくなる宿泊費、北海道では格安で数多くのライダーハウスや無料のキャンプ場が多数存在する為、比較的旅慣れしてない方でも周りやすい場所でもある
特にライダーハウスに関しては「三大沈没スポット」と旅人に呼ばれる場所が存在
因みに旅人用語で「沈没」とは、格安で宿の居心地が余りにも良する為、長期間宿泊し続ける事を指します
そんな格安で魅力溢れる3つのライダーハウスを簡単にご紹介
クリオネ
恐らく日本最大と思われるライダーハウス、キッチンや布団等設備は整っており一泊500円という安さが魅力
24時間入れる天然の檜風呂や、漫画ルーム、雨除けガレージまで付いており悪天候時は人が溢れ出す程旅人が集まる
ヤドカリの家
一泊800円であり、美味しい物が周りに沢山ある帯広に存在
近くに3日まで滞在が無料の「大正カニの家」があるため、三大沈没スポットとしては最近押され気味の様子
また食料支給所が存在し、在庫があれば旅人は無料では食事に有り付ける独特のシステムがある
因みに布団は無いので寝袋とマットが必要
蜂の宿
知名度抜群のライダーハウス、一泊500円、隣接された居酒屋で1500円以上食事を取れば無料という素晴らしいシステムが存在、飲み放題は1000円
富良野や美瑛の情報は、ここへ行けば間違えなく仕入れる事が可能
利用者が多すぎる為、少し臭いらしいが設備や値段を考えば十分許容範囲である
番外編
三大沈没所ではないが、ライダーマップには載っていない情報源が口コミのみであるライダーハウスをご紹介
インディアン・サマー・カンパニー
マナーを守らない心無い方が激増した為、ライダーマップに乗る事が無くなってしまった知る人ぞ知るライダーハウス、最初に施設の説明があるので必ず守る事
根室名物、花咲蟹を格安の1400円で楽しめ注文した方は無料になるという素晴らしいシステム
蟹を用意する関係上絶対時間厳守で必ず17:00までの受付が必要である
夜には毎日宿泊者全員の写真撮影会があり、設立当初から撮り続けている写真が壁一面に貼られ歴史を感じさせる
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私的食べ物ランキング
流石食材の宝庫、北海道の飯は美味いものばかり
その中でも特に驚かされた物をランキング形式でまとめてみました
あくまで基本的にファミレスでもなんでも美味いって感じる僕の個人的な感想なので
「そりゃないぜ」と思う所もあるかも知れませんが、そこは味覚は人それぞれって事で 笑
5位(ラッキーピエロ) ナンバーワンセット
ハンバーガーというファーストフードの固定概念を覆された一品、バンズに挟まれた南蛮風に味付けされた唐揚げが堪らない
カサが高すぎて串で支えている「ふとっちょバーガー」も是非!
4位(一休屋) 酒の親子丼
もう見た目から輝かしく宝石の如く美しい一品、サーモンとイクラ好きの僕には最高すぎるシチュエーション
しっかり味付けされたイクラに、甘みさえ感じる程の旨味のサーモンのコラボは知床へ訪れた時は是非楽しみたい
3位(トリトン) 回転寿司
基本的に回転寿司のレベルが最高の北海道、有名処で「花まる」「なごやか亭」「ちょいす」等があり、管理人が実際に足を運んだのは地元では有名らしいここ、「トリトン」
圧倒的な鮮度とコスパが自慢で、接客のレベルも高く大満足
2位(鈴木食堂) サンマ丼
旅人に「一生に一度は食うべき」と称される最果ての地、納沙布岬付近に佇む食堂で楽しめる
早朝に取れたばかりのサンマを使用する為、天候不順により海がシケてる日は出せない時もあるんだとか
一緒に楽しめる花咲蟹の鉄砲汁も評判
えっ、北海道なのにコレが1位?と思われるかも知れませんが、誰がなんと言おうと僕はコレが文句なしの1位です
タケノコ入りのバターライスの上にトンカツを乗せ、秘伝のドミグラスソースを掛けたカロリーたっぷり、根室のB級グルメ
事前情報ゼロで何となく行ってみた為、実際に口に運んだ時は今世紀最大の衝撃が走りました(大袈裟)
特にカロリーを大幅に消費するチャリダーにもかなり評判が良いご様子、因みに「どりあん」以外のお店は知りません 笑
最後に
北海道を1ヶ月掛けて回った走行距離は、僕の場合は約7000キロでした
北海道旅で要注意点は、気候も本州と比べると大幅に違うので、真夏でも考えられない程冷え込む事がある為、防寒対策はしっかりしておきましょう
装備さえ整えてしまえば、北海道独特の何処までも信号もなく真っ直ぐな道が続くライダーの聖地と呼ぶに相応しい最高の思い出が皆さんを待っている事でしょう
北海道旅の魅力は、ただ走る事だけでは無く同じ目的で全国から集まる旅人達との出会いも、此処でしか味わえない貴重な体験だと思います
これから北海道旅を計画する方へ、このページを通じて少しでも情報提供を行えれば幸いです
是非、一生の宝物となる最高の思い出を作りに旅立って下さい!!
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