雑記 PR

バイクとか1mmも興味が無かった人間が、7年ツーリングにハマりハーレー(ロードキング)まで購入する迄の話①

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突然ですが貴方の「趣味」にハマったキッカケは覚えていますか?

私は原付も含めるとバイクに乗り始め7年近くが経過し、同時にキャンプやらカメラやらまでハマってしまい最終的に後先考えずハーレー購入まで至る趣味拗らせ男子です

ただ、バイクと出会う前はインドア派でネトゲ廃人、暑い夏は大っ嫌いな陰キャの塊のような人間だったんですよね

長年ハマっている趣味というのは、初めて行ったインパクトや刺激に惹かれて始めて行った方が多いのではないでしょうか

ツーリングで彼方此方走り、正直回りすぎて良く覚えてない場所だらけですが、私が此処までどっぷりハマらせたキッカケとなった一日は今でも鮮明に覚えています

今回は側から見れば基地外一歩手前、そんな私のただの思い出話です。

今回はぶっちゃけ長くなるので小分けしてお送りいたします、時間のある時に小説感覚で読んで頂ければ幸いです


初二輪となる中古原付を購入


初の二輪を手にした動機はぶっちゃけ「ただの足」です

当時18才で専門学校に通う自分は車の免許は持っていたものの、学生の身分で車なんか乗れねーよ維持費最強の原付こそ史上最強だぜぐへへ

とか言いながら改造車にハマってる同級生に茶化されながら、近所の中古原付を取り扱うショップを周り学生らしくそれなりに小洒落てコスパの良い原付は無いか物色していた

不思議と当時は、年頃の男子学生が原付購入を考えると候補に出がちなエイプだとかズーマーだとかは眼中に無かった

銀魂って知ってますか銀魂週刊少年ジャンプで連載してた漫画ですがアレの主人公の乗りこなしをイメージしてたんですよね

ただガチでリスペクトするとローマの休日」でも登場していた「ベスパ」と呼ばれるイタリア製の外車となり、そんな物乗ってたらコスパもクソも無いので

それに一番近いYAMAHA製の「ビーノ」と呼ばれる大学生の女の子が乗るような原付に落ち着いたのであった

走行距離や年式等は詳しくは良く覚えてないが、2ストロークエンジンと呼ばれるガソリンとオイルを混合させた燃料で白煙を巻き上げながら走るタイプの原付

現在では環境問題の為、生産されていないような古い二輪だったのは確かだ

それを6万弱で購入し、自賠責やらヘルメットやらで結局乗り出す為に学生としては高価な10万近くの費用が掛かり頭を抱えたのは今となっては良い思い出である


「なんとなく」という理由で出かけたツーリング、それが全ての始まりだった


こうして原付を購入した自分でしたが、初めて自分で手にした「免許」を必要とし、ガソリンを補充する乗り物

多分共感してくれる人も多いと思うんですが、学生時代を過ごした町が酷く小さく見える程の行動範囲が一気に広がり

何処までも行ける気がする

そう勘違いする程で、600円前後でタンクが一杯になり燃費も良い経済的な原付のコスパの良さが勘違いに拍車を掛けていた

確かアレは専門学校最初の夏休み、溜まり場と化していた友人宅のイツメンも全員用事が有りバイトも休みで特にすることも無く暇を持て余した謎の1日が出来た

丁度原付にも慣れ始めて、この日は特にする事も無かったので、同じ県内の車で高速を利用し2時間程度の祖母の家へ顔を出し

当時土地名だけ知っていた秋吉台へ行ってみよう…と住んでいる県内でも自転車では行けないような知らない場所を巡るツーリング(?)へ行こうと前日に思いつく

特に理由はない、なんとなく

出発前の朝にテレビで見た天気予報は「晴れ時々雨」、多分大丈夫だろうと海と山に囲まれた自分が育った町を飛び出す

※イメージ画像

向かう先には真夏らしい馬鹿デカい入道雲が出ていたのが、記憶に何故か焼き付いてる

原付の運転経験がある方はご存知だろうが、主要道路となる交通量の多い国道はガンガンスピードを出す車が次々真横を通り過ぎるので

それはそれは、ただ走ってるだけなのに命の危険を感じるんですよね(笑)

なので極力、側道や遠回りでも狭い道で迂回しながら、稲の育ち具合が絶好調の田んぼが広がる田舎道をのんびり走らせ祖母の家へ到着した

…此処までは順調な、まったり原付ツーリングだったのですが問題は此処からだった


トラブルの連続


祖母とも年に数回しか会わない為、さぞ喜んでたわいも無い話を数時間しただろうか

流石に原付で日帰りなので、出発しないと帰れなくなってしまうので名残惜しくも出発する

問題は此処からだ、山沿いへ向かっていたのだが周りは曇り始め正面には真っ暗な雲とゴロゴロと重低音が響くビックサンダーマウンテン状態

まー少々の雨なら通学で慣れてるし大丈夫っしょっとカッパ装備を整え雷雨へ目指して突っ込む、が問題は此処から…

迷子になりました(笑)

それも、超山奥のアスファルトすらない良く分からない道である

そもそも何故こんな事になったかと言えば祖母の家までは携帯をナビとして時々止まりながら確認していた

当然ツーリングマップや携帯固定ステー等こなれた物は無い

当時使用していたiPhone4sは画面が割れたまま使用しており、土砂降りの中で使えば浸水は確実

という訳で知らない道、それも主要道路では無い細い小道を「勘」で走るというワンパクにも程がある勢いで道行く道を走り続け、最終的には…

道が無くなりました(笑)

ふっっっざけんな!!!ワシ帰る!!!帰るぞ!!!もう携帯ぶっ壊れても知らん!!!あーあー知らねーからなああ”ぁぁぁあ

土砂降りの中割れたiPhoneを取り出してGoogleマップを起動すると…

圏外でした(笑)

…戻ろ。

取り敢えず土砂降りの中でダートの来た道(?)を戻る

そして道を途中で間違えたらしくまた迷子、久々のアスファルトが見えた時は謎じみた感動が有りました

アスファルト道路へ帰還したと同時に雨と雷が本格的にピークへ達し、オマケに謎の疲れもピークへと達する

偶然すぐ近くに隣のトトロで出てきそうなボロい木造の廃れたバス停があったので、原付と共にかるーく仮眠する

目覚めると雨は止んでいた

ポンコツと化していたGoogleマップがようやく現在地を示したところで、目的地の「秋吉台」のすぐ側まで来ていたようなので本来の目的地へと目指す

アクセル全開でギリギリ走行となる急激な上り坂に不安を覚えながら、林が続く道を抜ける

…こうして突然目の前に広がったのは夕立明けの夏の匂いがする、良く晴れた草原と虹のフィールドでした

※当時の写真ではありません

秋吉台カルストロード」、羊のように草原から顔を出す石灰石が印象的な日本最大のカルスト台地を突っ切る、場所そのものが国の特別天然記念物とされる

「世の中知らないだけで、スゲェとこが色々あるんだろうな」

30分くらい眺めていただろうか、今では随分馴染んだ観光場だが当時は人生を変えたとも言えるセカンドインパクト並みの衝撃だった

日本の知らない絶景、全部回ってやろう

あの時の決意は7年経った現在で尚、未だに変わらず心に宿し続けている


知らぬ間に迷い込んだ心霊スポット


さてさて、絶景に感動したまでは良いですが大変なのは此処からで「家に帰る」という作業が残っております

目的地へ辿り着くまでに体力を使い果たした、ヘトヘトになりながら日が沈み徐々に暗くなる見知らぬ道を原付で走らせますが…

また迷子になりました(笑)

それも街灯がほぼ無いトラックがビュンビュン横切る狭い国道で、夜中に峠越えの恐怖の中での迷子

迂闊に止まれないので、やっと辿り着いたチェーン着脱場で現在地を確認すると予定していた帰りのルートから大きく外れており

引き返してルート復帰するにも1時間近く掛かる距離を走ってしまった為、新たなルートで迂回する事にする

▪︎続き

www.flhr-biyori.com

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