朝八時頃、目が覚める
枕元を見るとカイロと飴玉と置き手紙が置いてある上、布団が一枚増えてる。
優しすぎだぜ北川のあんちゃん…
今日はいよいよ最終日、朝晩は冷え込む為洗濯物は生乾きかと思いきや以外と乾いている
デニムが少し湿ってるので、走りながら乾かすとして今日はこれを履くことにする
のんびり支度を済ませ、少し外へ
見れば見るほどマジで駅である 笑
9時頃小樽へ向け出発、北海道の回転寿し、トリトンに行きたかったのだが残念ながらオープンは11時から
夜狙うとして、まずは鱗友朝一という場所のサンマ丼を食いに行く
おそらく最後になる向こうが見えないくらいの道をのんびり楽しみながら進む
日本海側に出て、初日に通ったオロロンラインの始まり部分を南下する
小樽へ入ると海が見えてくる
そして小樽運河へ、結構歩いている観光客が目立つ
そこを少し進むと「鱗友朝一」へ
海鮮市場だけあり、まだ生きた毛ガニや海鮮物が様々売られている
そこの隅に、ちょこんと佇む食堂へ
噂のサンマ丼を頼む、1400円なり
久しぶりに海鮮を頂く気がするぜ!
実食…うめぇ!!(^ω^)
やっぱり臭みという臭みはない、
しかも旬のこの時期、脂が乗りに乗っていて不味いわけがない
味噌汁もカニ汁であり、毛ガニが入っている
最初にすすると毛だけが浮き出てきたので何事かと思いました 笑
当たり前だが、本当に立派な毛が生えてるんですね
そしてライダーハウス「樽前荘」で、予め無料の駐車ポイントを聞いていたので
そこにバイクを停め、小樽をぶらりと観光する
がっかりスポットと聞いてた割には、結構観光客で賑わっている
ここは夜のライトアップが綺麗なので今はさらっと流し、まずどうすればいいかわからないので小樽駅へ
なんとか遺産らしいが普通だw
あ、でも中は綺麗
とりあえずマップ的なのを手に入れるも、ごちゃごちゃしてわかりにくい…
こういう時は気の向くまま、適当に歩くに限る
歴史を感じさせる、なんとも言えない街並み
ばっちり観光化されていて、観光客も大勢いる
元々レンガ倉庫?的な建物の中に、しれっと色んなお店が入っている
函館もこんな感じだったが、夜景を見るのに精一杯で観光どころではなかったからね…
あ!六花亭あんじゃん!!
ここで少し休憩とする
ソフトクリームとシュークリームを頂く
実食…うめぇぇぇえええ( ゚д゚ )
やっぱり六花亭にハズレはないな!
疲れた足を少し休憩させ、お土産もここで購入するとする
その後少し進むとオルゴール館なるものが
横の時計が煙出してメロディーを奏でていたw
面白そうなので入ってみる
入館料は無料らしい、よかったよかった
うぉっ?(^ω^)
SUGEEEEEEEEE!
これ、ほぼ全部オルゴールw
全部ネジ巻きがあって全部音楽を奏でる
これは何だろうと1つ1つ調べる、超楽しいw
音楽はジブリやら洋楽やら、中には嵐やEXILEの名曲までオルゴール化されている
これはどんな曲なのかな?っと探りを入れてると、気づけばかなりの時間が経過している
3階に行ってみると、世界的にも貴重なオルゴール等が展示されている
少し高額なオルゴール
流石に触れれません 笑
高額すぎてもはや危険物レベルの物まで置いて有ります 笑
ちょっとした博物館みたい
そして横にも別館があったので行ってみると
ここも似たような雰囲気で、時間毎にパイプオルガンの演奏なども行っている様だ
オルゴールを置いてあるテーブルまで洒落てますね(^^)
そしてしばらく散策し、ここで携帯も充電が切れそうなので、バイクで充電を兼ねて札幌の「トリトン」という回転寿に向かう
…っと、ここでトラブル発生
なんと携帯がまったく充電されない
最後の最後で来るか…おそらく充電器の断線である
小樽の駅前にドンキホーテがあったので、そこで充電器を購入するとする
結構距離があるが、戻って買いに行く事に
いや、充電器もよくここまで持ってくれた…道東の山中で壊れてたら洒落にならなかった
とりあえず購入して充電器も世代交代
時間はまだ余裕はあるが、暗くなってるせいか少し焦る
焦って事故なんか起こしたらアウトなので細心の注意を払い運転
そして札幌市街に入るにつれ、どんどん車が多くなる
ナビに習い一時間くらい運転すると
到着ぅ
ヤバい、超並んでる
番号札をとると一時間待ち…
まぁ…お一人様なので、20分くらいで回ってくるだろう
予想は的中し、案外すぐ回ってくる
席に着くと板前さんが僕の方に向かって何か話している
…って俺か!
なんとここ、一人一人に目の前の板前さんが軽く自己紹介して、お店の説明を簡単にしてくれる
おぉ…なんか新鮮だ
回転寿しなのだが、少し高級感溢れるお店の作り
とりあえずイクラを注文
実食…
うめぇ…
超うめぇええええええええ!!
なんだこれ、今までの寿司と桁が違う
サーモンやらウニやらいろいろ注文するが全てにおいて美味すぎる
そして店内では定期的に謎のイベントが発生する
カランカランとベルが鳴ったかと思えば、全員で 「中とろ軍艦が数量限定で入りました!!いかがでしょーか!!」
と店員全員、息を揃えて大声でかける
何だこれ、お祭りかな?
地元では良い意味で有り得ない光景にカルチャーショックを受ける
ちなみに中とろ軍艦は速攻でなくなりましたw
全てにおいて大満足です、ご馳走様でした!
そして途中で今回の旅最後になるであろうセイコマで買い出しし、小樽へ戻る
もうセイコーマートへ行くことはないのか…
100円のパスタと焼うどん、コスパ高いし美味いわで最高だったのに、少し寂しい気分である
夜はライトアップされて、また昼間とは違う雰囲気の小樽運河
個人的に夜の方が運河を見るのは好きである
よく見ると倉庫の中もお店が入っていて、びっ○りド○キーが普通に入ってたりするw
コレで北海道は最後である、本当に楽しかった…
感傷に浸りながらフェリーターミナルへ
バイク多すぎだろwwww
とりあえず受け付けを済ませ、この列に混じり隣のおじさんとしばらく雑談
気づけばもう乗船時間、一斉にこの人数がエンジンをかけるのでアイドリングの音がすごいw
超長い列を作りながら、バイク軍団は乗船を始める
素早く手荷物をまとめ、部屋に行き風呂場が芋洗状態になる前に、速攻で風呂へ目指す
上がった後は、北海道の最後の眺めをデッキに出て眺めながら船は出発する
あぁ…あれほど夢見た大地が、最高に楽しかったあの大地が段々離れて行く…
小樽の小さな光がどんどん離れていき、最終的に見えなくなってしまいました
そして北海道最後の日は幕を閉じるのであった…
そして行きと同じ様に、約22時間の船旅を終えフェリー到着、下船待機時も物凄いアイドリングである
北海道の旅を終えたライダー達が、下船とともに四方八方へ散らばって行く
僕は大阪で少し用事があるので、そのまま大阪に向かい、これで今回の旅を終えるのでありました…
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約一ヶ月、世間から見れば何一ヶ月も遊んでんの?とか
そういうのは歳食って、老後にするものだ等思うかもしれないが
人に何言われようが自分の人生である
僕の中では旅って、時間、金、体の3つが揃ってないとできない、最高の贅沢だと思っている
学生時代の若い時は金がなく
社会人の間は時間がなく
歳を取ると今度は体が付いていかなくなる
この3つを揃える事って、本当に無理やり作り出さないと金持ちでもない限り日本に住んでいる限り出来ないのかもしれない
そして、どれくらいの年齢で旅に出るかによっても旅全体の見え方も変わってくる気がする
何が言いたいかというと、俺は今、この時に旅に出れて本当に良かったと思っている
老後まで我慢と思って一生懸命働いて、30代くらいで交通事故で死ぬ事だって可能性としてはゼロではない
人はいつ死ぬか分からない、やりたい時に自分の思うままやればいい
僕がある人に言われた言葉です
結局、自分の人生だもの。
しかし、家族や周りの環境が良かったからこそ成功した旅でした
本当に無事、旅が済んだことに感謝…
旅先では本当に様々な人と出会った、本来自分の職業では関わる事が無いに等しいであろう人とも出会い
不思議とその人達とも同じ旅人なので、共通の話題で打ち解ける事ができるので良い刺激となった
この先、自分の記憶にいい意味で深く刻み付けられたこの約一ヶ月、夢のような時間でした
欲を言えば、今度は日本一周とかしたいですね(^^)
最後に、旅人万歳!
初日はこちら
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