前回の男鹿半島編からの出発となります
現在走っている場所は、前回記事で登った寒風山と日本本土の境目で「八郎潟(はちろうがた)」と呼ばれる
元々琵琶湖に次ぐ日本第2位の湖だったものを、戦後の食糧難を解消する目的で干拓し出来上がった土地なんだとか
計画的に作られた土地の為か道路は驚くほどひたすら真っ直ぐで、街路樹外は湿地と田んぼと畑が両脇にひたすら広がる日本離れした風景が広がる
そんな西日本では見られない珍しい光景を楽しみながら暫く走り、気づけば山間部エリアへ
ひたすら交通量皆無で道幅も広い走り易い峠道を暫く走ると…
突然湖が目の前に現れると同時に青森県入り!
十和田火山の活動により形成された湖、十和田火山は歴史的に大規模な噴火を繰り返しており最大規模のものは青森県の大半を火砕流が焼き尽くしたとか
現在でも活動が続いており、いつ噴火してもおかしくない状況にあるらしく何気に危険区域のようですね
そんな状況とは裏腹に、周囲は人工物も少なく静かでゆっくり時間が流れてるような印象の場所でした
付近に咲き誇る名前が分からない見慣れぬ花と共に
驚くほど綺麗な訳ではないが透明度のある水質
ここから十和田湖の周りを軽く周遊し、ここから数十分で本日のチェックポイントである「奥入瀬清流」へ参ります
先ほどの十和田湖を水源とした清流で国指定の特別名勝、道路とほぼ同じ高さを川が並走する日本でも数少ない風景が印象的
いかにも天然水のCMで使用されてそうな雰囲気でマイナスイオンたっぷり!
この先には10km近く遊歩道が設備されており、本来はゆっくり歩いて観光して回る場所のようだが今回は先を急ぐので通過する形に
所々霧が出てたり水溜りをスプラッシュマウンテン状態になりながら通過、ここから先は雨脚も強くなり最悪の悪天候へ…
途中余りにも雨が酷く、逃げ込んだのは道の駅「おいらせ」味噌ラーメンが身にしみる
暫く走ると徐々に天候も回復し、青森県北東部に位置する下北半島へやって参りました
遠くに見えるのは日本三大霊場の一つである恐山だろうか…?
防雪柵と風車の風景が続く北海道以来の光景に悪天候ながらもテンションが上がる
日本海側でも太平洋側でもない、遠目に函館方面の北海道を眺める津軽海峡沿いを長い事爆走すると…
無数のカモメが舞う本州最北端「大間崎」へ到着、マグロ一本釣りの土地でご存知の方も多いかもしれません
曇り空なので分かりにくいが中々の透明度、津軽海峡は流れの速い海流なので身の締まったマグロが此処で水揚げされ全国へ出荷される訳ですね
とういう訳で、我々も日本でも名の知れた現地の味を頂こうではないか
到着時間も17:00時付近と観光名所の食事処は閉店してしまう時間なのでテントの設置より晩飯を優先する
自分が注文したのは「うにマグロ丼」¥2800、少々値段高めだが国産で現地の味を楽しめると思えば悪くないだろう
マグロは勿論の事、ウニもミョウバンの味は一切しないクリーミーで濃厚な味わいの贅沢な一品をご馳走様でした
この度一番の晩餐を終えると眩しすぎない程度で良い感じの夕陽が出ていたので一枚パシャり、天候も恵まれない日が続いてるのでいい加減晴れると良いなぁ
そして先程の大間崎や食堂「大間ん足」から歩いて行ける距離には、余程の悪天候時以外は常時旅人が在住してる公園のような「大間崎テントサイト」と呼ばれる無料キャンプ場が解放されている
結構ここは旅人には有名処で、温泉や買い出しへのアクセスが良好な事は勿論の事、手間な受付も必要無く驚くべきは…
雨風凌げるこの立派な炊事場、ちょっとした談話スペースが有難い
少なからず電子機器を持ち歩く旅人には電源も自由に使えるのが嬉しいポイント、無料キャンプ場では滅多に見かけないですよね
注意点としては炊事場では防犯カメラが作動しており、中でゴロ寝してると即お巡りさんに注意喚起を促されるらしいので、中での野宿は考えない方が無難でしょうね
この日は時期的にも早いためか、キャンピングカーでの旅人が中心でテントは一つしか張っておらず炊事場を貸し切り状態で利用できました
今日はこんなキャンプ場で一泊、明日から天候は回復傾向のようなので絶景巡りをやっと期待できそうですね
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