こんにちはジャギ丸です、今回は愛用しているバイクブーツについて
メインで使用しているのはALPHA INDUSTRIE(アルファインダクト)ですが、肌寒い日帰りツーリングには黒のライダースと合わせてチペワのエンジニアブーツを使用
最初はバイクブーツでは無く普通にファッションとして使用していたが、普通にバイクブーツとしてもゴリゴリ使用し気づけば6年の歳月が経過していた
そんな6年間愛用したチペワのエンジニアブーツを履き続けた感想を当記事では良い部分や悪い部を分全て曝け出して行く
その前に「チペワ」って?
アメリカのシューズメーカーであり、紙製造の原料となる木を切り出す作業員の足を守る安全靴メーカーだったが時代の流れと共に品質とデザインを追求するうち、現在では「レッドウィング」に並ぶアメリカの大手靴メーカーとなった、特に元祖安全靴でもあったエンジニアブーツが人気で既に発売されて80年近い歴史を誇る
現在で尚、職人の手作業によるmade in USAに拘っており品質も最高峰で軽く十年は使用できるような風格を持つブーツを製造している
勿論エンジニアブーツ以外のアメリカンワークブーツも販売、レッドウィングのガチガチに硬い皮を履き潰して型を付け自分だけの靴を作成するのに対し、チペワは初めから柔らかく滑らかな革質が特徴
「チペワ」とはアメリカの先住民族(インディアン)を指す言葉であり、靴に刻印されたインディアンのロゴが印象的である
6年間使用した感想
そして一年程悩み抜いて選び出したのはチペワの誇る定番中の定番であるエンジニアブーツ
まず初めて注文したのは通販、発注から約2ヶ月程の歳月をかけて手元へ届いたので想像以上に時間が掛かったことに驚いた
初めて履いた時の感想としては、やはり滑らかな革質で馴染むまで靴擦れに悩まされるような現象はあまり起きない
特に直接地肌の触れる部分の多いエンジニアブーツを革が馴染むまで履き倒すのは正直辛い物があると感じていたので、レッドウィングでは無くチペワを選んだ理由の一つでもある
しかし、チペワに限らず全てのエンジニアブーツに言える事だが、つま先の鉄板も含めて総重量が結構な重たさを誇るので街中を歩き回るのには向いてません
そして中は通気性皆無なので半端なく蒸れます、夏場の使用感は残念ながら最悪です
バイク用としては?
正直完全にバイク用ブーツとしては微妙
確かに紐も無く運転の邪魔にならずつま先に仕込まれてる鉄板のお陰で安全面では中々の防御力はあるが、一番の問題は何かと遭遇しやすい悪天候時だろう
残念ながら完全防水では無いので一度浸水すると勿論中までびしょ濡れ、そして通気性皆無の為中々乾かない
これが長雨続きで干せない環境が続くと最悪ですね、油断するとすぐカビが発生
特にブーツの黒カビは一度発生すると完全な除去は不可能に近いと考えた方が良いでしょう、残念ながら管理人のブーツも普段からは見えない奥の方の部分に多少発生しており色々試しましたが素人には完全除去は無理ですね…
そして風を一切寄せ付けない暖かそうな見た目に反して真冬にツーリングで使用するとつま先の鉄板がそれはそれは冷えてまぁ寒いのなんの
その為完全な長旅のお供として連れて行く気は保有していても正直起きない、絶対に晴れと確信できる日帰りツーリングでのみの使用しております
ファッションブーツとしては最高峰
手入れをすれば6年経った現在でも輝きを増す革質は流石に老舗メーカーと言った所
ご覧の通り6年間履き続けた今で尚、実にアメリカンなルックスで黒のライダースとの相性抜群である
どうしてもシフトペダルと接触するつま先が傷だらけになるがエンジニアブーツには勲章、それもまた良いアジである
そして耐久性も素晴らしく、湿気の篭りにくい環境で保存さえ心掛ければ6年経った今で尚ガンガン履く事が可能で、寧ろ革の経年劣化による色合いの変化が楽しめる
一生物…とまでは完全に言い切れないが常識の範囲内の使用でソール等消耗品の交換を行えば20年くらいは使用可能では無いでしょうか(適当)
ただファッションブーツとして一点イマイチなのは靴の丈が長すぎる事だろうか、ブーツインするとどうしても長靴感が否めない
経年劣化により徐々に下へ下へクシュクシュになるのも楽しめるには楽しめるのだが6年経った今で尚結構ピンピンしてるので、バイクに乗らない方はこちらの方がファッション的には使いやすいと思われる
そして革靴が好きな方が楽しめる部分は靴の手入れ前と手入れ後の差の違い
ご覧のブーツが手入れ前
こちらが手入れ後、分かりにくいが実際にやってみると長年履き続けてるにも関わらず磨いた後のブーツが輝きを放つのが分かる
一足5万円近くと決して安いとは言えないブーツだが、ルックス重視で日頃からバイクにも乗り柔らかめの革が好みの革製品好きには恐らく堪らない一品だろう
使用タイミングが限られ、どうしても忙しい日々の中手入れを忘れがちだが年々徐々に味わい深くなるチペワブーツ、今後も程よく愛用していきたい